「吃音メモHanaso」は、就学前の子供のことばの変化を見守るためのアプリ。吃音を治すのではなく、吃音の子供が話しやすい環境に整えてあげることを目的としています。
実際に吃音の息子さんを持つお母さんがクラウドファンディングを行い、言語聴覚士が監修して作られました。
対象年齢は3歳から6歳の未就学児。子供のことばの発達を様子見している家庭や、子供に吃音があり専門家の元に通っている家庭を対象としています。
吃音メモHanaso
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なお、アプリのダウンロードは無料ですが、サービスの利用は1ヶ月120円の月額課金制です。最初の1ヶ月はお試し期間としてすべての機能を無料で使えます。 すべての機能がずっと無料で使えるように改定されました!
子供の吃音をメモして症状を振り返る
吃音の原因はいまだ解明されておらず、治療のガイドラインもありません。
未就学児に対しては話し方や話す速度についてアドバイスするのではなく、子供が話しやすくなるような家庭環境を整えることが大切です。
たとえば「子供に質問をしすぎない」「自分のペースで言いたいことが言えれば良いというスタンスで接する」「子供が言いたいことを言うまでゆっくり待ってあげる」などの対応があげられます。
そこで、毎日の吃音症状やことばの記録をつけることで、症状を客観的に見ることができるようになります。
それにアプリのデータなら振り返りもしやすくなり、医療機関とのコミュニケーションにも役立ちます。
吃音の傾向は、スタンプ形式で記録!
誰にでもわかりやすいシンプルな画面で、空いた時間にサッと記録しておけます。
症状の記録はスタンプなので入力も簡単。スタンプは、次のような症状が出てきた場合に使えます。
- 「おおお、お母さん」となるような【くり返し】
- 「おーーー母さん」となるような【ひきのばし】
- 「・・・・お母さん」のように詰まるような【ブロック】
また、フリーのメモ欄には日記のようにメモを取ることもできます。
毎夜、1日の症状を振り返り記録
『Hanaso』では、毎夜、1日の症状を振り返り記録することをおすすめしています。
記録したデータは自動的にグラフ化され、長期間の変化も一目瞭然です。
子供に吃音がみられたら、医療機関・専門家へ相談
『Hanaso』は直接吃音を治すためのアプリではなく、あくまでも家庭での環境調整や見守りをアシストするためのツールです。
子供に吃音のような症状がみられたら、医療機関や専門家へ相談することをおすすめします。
『Hanaso』では、アプリを監修した言語聴覚士によるオンライン相談(有料)もあるので、まずは相談してみてもいいかもしれません。
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