子どもから「スマホを持ちたい!」と言われたら、親はどうしたらいいか悩みますよね。
我が家では息子は中学生から、娘は小5から自分用のスマホを使っています。そこで今回は、中学生と小学生の子どもがいるママ目線で体験談を交えながらご紹介。
スマホを持たせてから後悔しないためにも、ルール決めや設定などを参考にしてください。
子どもにスマホは持たせるべき?いつからがいい?
小学校高学年でスマホを持っている子は40%以上
モバイル社会研究所によると、スマートフォン利用率は小学生で3割程度。小学5年生以上の高学年では4割を超える子どもがスマートフォンを利用しています。
中学生になるとグッと増えて、7割がスマートフォンを利用しているという結果となりました。
中学生では部活や委員会の連絡でLINEを使ったり、クラスのグループLINEが作成されたりすることもあります。
周りの子どもを見ても、中学生になったのをきっかけにスマホを持つようになる子が多い印象です。
親子でしっかり話し合って納得することが大切
これだけ多くの子どもが持っていると、逆に持ってないことで仲間外れになることも考えられます。
スマホによる弊害は心配ですが、スマホを持たないことによる悪影響(友達関係の悪化など)もありますよね。
なので、我が家では
・なぜ親は持たせたくないのか、を説明する
・メリットとデメリット、スマホのリスクを子どもにきちんと提示する
・「ルールを守れるならアリ」など、納得できるポイントを探る
といった話し合いを親子でおこないました。
子どもがスマホを使うメリットとデメリット
そうした話し合いをするためにも、スマホによるメリットとデメリットを知っておきましょう。
我が家が子どもと約束しているスマホのルール
渡す前に機能制限を設定
有害なサイトへのアクセスを制限したり、使いすぎの防止、課金できないようにするなど、iPhoneでは親が子どものスマホを管理できるようになっています。
小学生はもちろん中高生でも、スマホに慣れていないと操作ミスで課金してしまうようなこともあるので、ぜひ設定しておきましょう。
姿勢や明るさに注意
スマホを操作中は猫背になってしまいがち。スマホスタンドなどを使って、目線が下向きにならないようにさせています。
また、意外と見落としがちなのが、早朝や夕方に暗い部屋でスマホを使うこと。なかなか子どもは自分で気づけないので、親の方で気をつけるようにしています。
友達と貸し借りをしない
これは子どもの同級生で実際にあった話で、スマホ禁止のおうちの子が、友達にスマホを借りて使いまくっていたそうです。
その後話し合って解決しましたが、それ以来子どもたちに「自分のスマホを誰かに貸したり、逆に借りたりしない」ようにと言っています。
たとえば人のスマホを使ってSNSで誹謗中傷を書き込むなど、スマホの貸し借りはトラブルにつながる可能性も。
LINEやSNSは親がチェック
LINEやSNSをやりたい場合は、子ども名義でアカウントは作るけれど管理は私の方でしています。
中学生では嫌がる子も多いと思いますが、息子の場合は「ときどき親が内容のチェックをする」ということを条件にアカウントを作ったので、一応納得しています。
実際にチェックをしないまでも、「親に見られるかもしれない」ということが抑止力になっているようです。
使うときはリビングで、寝る前はなるべく使わない
スマホの明るい光は、睡眠に良くない影響を及ぼすことが分かっています。寝る前にベッドでスマホなどもってのほか。
使うときはできるだけリビングで、夕食後は使わないようにというルールを設けています。
参考:睡眠対策 |厚生労働省
まとめ:ネットやSNSについて話し合うきっかけに
子どもにスマホを使わせて「後悔した」という人の多くは、事前の機能制限や話し合いをせずに“何となくスマホを持たせてしまった”場合が多いようです。
我が家では「この時代にスマホやネットを使わずに生活するのは困難である」という考えから、ルールを決めた上で子どもたちにスマホやネットを使わせています。
そして、自分たちも使うからこそ、SNSによる犯罪やネットのトラブルについて積極的に話題に出すようにし、その都度話し合うようになりました。